| 1107峰バックカントリースノーボード滑走日記 ●ホワイトアウトで頼りになる GPS性能比較
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注意して見ると崩壊した雪庇の方から真っ直ぐに、今いる自分の方にクラックが走っています。 いや、クラックの中心は自分の後ろ50cmでそこから左右30mほど、幅にして約60mのクラック、亀裂の幅は自分の後ろが一番広く 約20cmで底はみえません。 ヤッ、ヤバ!オープンの斜面は下の潅木帯まで約100m、クラックの幅60m、 流れそうな雪の厚み約40cm〜50cm。 自分はその斜面の最上部の中央にいます。 しかもクラックは自分の真後ろを中心にしている! 雪庇が崩壊してクラックが出来たのではなく、自分が踏み込んで出来たクラックの端で雪庇が崩壊していった事に気が付きました。 この斜面の雪が落ちたらひとたまりもありません。 なるべく雪面にショックを与えないように這うように僅かな斜面を登りますが 上の二人には地吹雪のせいかこのクラックが見えていないようで笑っています。 「おーい!登れ!登れ!今ここにいること自体ヤバイ!早く登れー!」 二人には意味が分からないらしく、状況を手短に説明。 強風で真っ直ぐに立てないような中、這うように稜線にでました。 あー危なかった。 やはりこの沢には多量の風成雪が溜まっています。踏み込んですぐに斜面が崩壊しなかったのはラッキーでした。 当たり前ですが登ってきた尾根上と雪の質はまるで違います。ピットチェックをしにこの斜面に入ること自体が最大限の危険でした。 下りは安全に尾根上を滑走。 あーホントにヤバかった〜 風成雪→強風で結晶が壊された雪は風下に吹き溜まり、急速に結合して板状の層を形成してゆきます。 この層は密度が高く、衝撃を伝えやすいのが特徴。 下部の層との結合は極端に弱く、僅かなな衝撃でプレート状の雪崩れ として落ちます。ニセコやキロロ周辺の日本海側の気候の影響を強く受ける山域に多くみられ、霜ザラメのような弱層は存在 しないのにも関わらず雪崩れます。周りの斜面は大丈夫なのに、そこの斜面だけがピンポイントで危険というのも特徴です。 雪崩れの起きる瞬間は自分が乗っている斜面がそのままプレート状で動きギョッとします。 ピットチェックをしに入り込むこと自体最大限の危険が伴います。 大きな雪庇の下の斜面にはほぼ間違い無くこの 風成雪の層が形成されているので注意が必要です。この場合尾根上でのピットチェックで安全という判断は、まったく的外れとなり 実際に滑る斜面で行わなくては意味がありません。(そんな危険な役回りは頼まれてもお断りですが・・) まったく厄介な雪の層ですが、そこいらじゅうに存在しています。 吹雪の最中や直後に低温にも関わらず重たいパウダーの 雪質がこれにあたります。そんな日は風下の斜面には近づかないのが一番の安全策です。 |
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![]() ニューウエアのドラミ ツリーで乾いたパウダーを弾く |
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![]() 今日はヘルメット装着で直線的にツリーを抜けるシホ |
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注!
この山域では西〜西北西の風がよく吹きます。ということは東向きの斜面には風製雪が多く吹き溜まります。 今日も992峰から続く稜線上には巨大な雪庇が発達しているのを確認しました。 その下の斜面は、かなり危険な状態になっていると思われます。 特に今年はこの山域の晴天率は低く、連日吹雪模様。しかも異常な積雪の量です。 (スキー場山麓部で3m以上、山頂部で4m以上) その後も現地では風が強い状態が続いていますので雪が安定するのはもう少し後になりそうです。 今後992方面の東斜面を狙う方は充分に注意して下さい。 |
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