gentemとの出会い


私がスノーボードを始めたのは1984年の冬でした。当時はスノーボードブランドも数社ほどしかなく
それぞれ想像を掻き立てられる個性的なボードをラインナップしていました。
それからしばらくして爆発的なブームがおとずれ数百というブランドが生まれましたが残念なことに
作られるものは全て似通っていて個性のないものでした。


サーフィンの世界では各ブランドがシェいパーの信念にもとずき個性的なサーフボードをシェイプしています。
それに比べスノーボードはどれも同じようなサイドカーブとキャンパーで構造はスキーと何も変わりません。
ある意味、誰にでもコントロールしやすい形を大量生産した形・・ 
それはそれで業界が発展してファンの裾野は広がりました。


ですが私のスノーボードに対する興味や情熱は序所に失われ、その答えを見つけるために
三年後の1987年にはバックカントリーに入るようになり今日にいたっています。
サーフボードはショートボード、ファンボード、ロングボードと多種多様な種類があり
波に合わせたシェイプにより厚みやロッカー、レールの形状など無限のバリエーションがあり
2本として同じものが存在しないと言っても過言ではありません。


山にも海と同じように色々なコンディションがあります。
目もくらむような急斜面もあれば腰まで沈むディープなパウダーで板が走らない斜面、
エッジもかまないクラストした斜面。
スノーボードはなぜサーフボードのようにそれぞれのコンディションに合わせた板が無いのだろう?
確かにメーカーのうたい文句にはパウダー用の板、バックカントリー向きの板などがありますが現物を見る限り
何が違うのか・・心を打つものはありませんでした。


私とgentemの出会いは1996位だったと記憶しています。
当時、試乗もしてみましたが何も感じませんでした。
試乗した板はTTモデルでしたが感想はなんてルーズな板だろう・・こんなズルズルした板は乗れないぞ・・
というのが正直な感想でした。長年キャンパーの跳ね返りを利用したターンに慣れていた私は
そのフラットキャンパーの魅力に気が付きませんでした。
今考えると悔やんでも悔やみきれない痛恨の1日です。


それからさらに月日は流れ2003年の夏に今使用しているフローター168LTDと出会いました。
何がというわけではありませんが人目惚れでした。
その日のうちに購入して持ち帰り色々眺めているうちに気が付きました。これはサーフボードだ!
このスノーボードはキャンパーの跳ね返りを利用してターンするのではなく
ロッカーのカーブを利用してターンする事を理解しました。


あきらかにこのブランドgentemは既存のスノーボード業界とは別の次元で独自の進化をとげた
ものというのが私のその時の印象です。


今だにgebtemのラインナップをパウダーボードと思っている方も多くいますが、それは大きな間違いで
厚雪面でも驚くようなカービングをします。
事実私の乗っているフローター168LTDでもその気になればビッテリーターンも可能です。
この板と出会ってスノーボードがまた楽しくなりました。
バックカントリーでも安心して体を預けられる数少ない装備の1つです。











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