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バックカントリー 北海道の山
パタゴニア Photo: Barbara Rowell


利尻山でのバックカントリースノーボード 羊蹄山でのバックカントリー スノーボード 白井岳でのバックカントリースノーボード
利尻山、山頂より北稜を滑る 快晴の羊蹄山、山頂直下 厳冬の白井岳、朝里岳沢を下る



バックカントリー スノーボードと北海道の山

北海道の山の特徴はその自然環境の厳しさにあるといえます。 2,000m級の山が殆どですが、森林限界は僅か1,000m。 
日本最北端の島礼文島では標高0mより高山植物を見ることができます。 
シーズン中には北西の季節風に海岸付近の山域はさらされ信じられない風が吹く事も珍しくなく、海上の島、利尻などでは
泊まっていた向いの尾根の雪が一晩で風によって吹き飛ばされハイ松が露出していたのを見た事もあります。 


厳冬期ではその気温も札幌近郊の1,000m級の山でさえマイナス30℃近くまで冷え込むこともあり注意が必要です。
ですが、その自然環境の厳しさゆえそこに降り積もる雪は極上のパウダーを楽しむことができ、
斜面によっては4月までそのコンディションは変りません。 
そんな原始の自然が色濃く残る北海道の山にスノーボードを持込みあなたのファーストトラックを刻んでみませんか?


札幌の西南方向には1,000m前後の山が数多くありますが、その歴史は北海道大学の学生らによりスキーと共に開かれてきました。 
手稲山、春香山、無意根山、余市岳、などは昭和初期からスキー登山の山としてよく知られ中腹には山小屋が建てられています。 


この山域は日本海から吹き込む雪雲により降雪量も多く、スノーボーダーにも素晴らしい雪質の斜面を提供していますが、
特に余市岳、南斜面は一度 訪れることをお勧めします。 
帰りの登りかえしこそありますがそのシーズン忘れられない一本となることでしょう。


また札幌の南には支笏湖、洞爺国立公園があり、山と湖の美しい自然美を形作っています。 その年の積雪量にもよりますが徳峻瞥山、
ホロホロ山間のシュートは雪質、斜度、距離、とも素晴らしく、こちらも機会があれば是非訪れてみて下さい。


北西方面に目を移すと余別岳を最高峰とする積丹山塊のある積丹岬があります。 
シーズン中は半島の山らしく季節風の影響をもろに受け風との戦いになりますが、積丹岳などは
スキー場建設の計画が有ったほど良い斜面もあり好天時には気持ちの良いクルージングが可能です。 


また積丹半島基部の南には皆さんご存知の二セコの山々、札幌近郊では最高峰の羊蹄山があります。 
二セコ山塊は古くから山スキーのメッカとして全国的に知られ、クラッシックルートも多数ありますので
バックカントリー・スノーボードに適した山、ルートも多く、私達を楽しませてくれます。 
どの方向からみても美しい山様の羊蹄山は個人的にも思い入れのある山で、私が始めてスノーボードを背負って登った山です。 
パウダーシーズンにはスケールの大きな斜面に最高のトラックを描くことができ、春も遅くまでその滑降を楽しめます。


道北にも天塩岳や利尻山に代表される魅力的な山々があります。 最北端の島利尻島に聳える利尻山にスノーボードを持込、その可能性
を探ったのが1989年の春(GW)でしたが、その北稜はスノーボードでも充分に楽しめることが分かりました。 
ただ厳冬期は気象環境の厳しさから純粋な冬山登山、または海外遠征登山の訓練の山という領域になり一般的ではないような気がします。 


また道北の天塩岳、チトカニウシ山、函山などはそのルート、山様、からスノーボードで楽しむには十分な可能性のある山かと思います。 
こちらも古くから冬のルートが開かれている山域なので今後、積極的なスノーボーダーにより新たな滑走ルートの開拓が行われることと
思います。


道北の日本海側、留萌の南には雨竜沼湿原がある増毛山塊が展開しています。 
主峰の暑寒別岳、雄冬山、群別岳、浜益御殿など素晴らしい斜面を有する山々がありますが、冬季はシベリアから寒気が入り込むと
猛烈な降雪があり、かなりの経験を有する者の山となります。
私はこの山域では暑寒別岳のみの滑走経験となりますが快適な3階建ての山小屋もあり、春(4月)にのんびりと
日本海に向けての滑走を楽しむことをお勧めいたします。 
またその山域にはいくつもの広大な斜面が広がっていますので山中泊で楽しむのもいいでしょう。


内陸では白い噴煙を山腹から吹き上げる十勝岳を主峰に、起伏のある主稜線と深く落ち込んだ谷が迫力の十勝連峰があります。 
冬季には乾いたパウダースノーと滑降に適した斜面を随所に提供してくれるため古くから北海道の山岳スキーのメッカとして
親しまれてきました。


ここ数年北海道のバックカントリー・スノーボーダーにも人気の富良野岳、三段山、もこの山域にあります。 
十勝岳を主峰と書きましたが、個人的には標高こそ十勝岳に及びませんがその山の風貌、難易度、からこの山域の主峰は
オプタテシケ山ではないかと感じています。 
1990年春に西尾根とトノカリ三股方面からの滑走を試みましたが登山目的なら西尾根、滑走にはトノカリ方面が適しているようです。 
ただ春(4月)といえども山頂付近で顔に凍傷をおってしまい、その日の気象条件によっては真冬並の天候となる事も珍しくないので
注意が必要です。


またその近郊にある夕張山地にも魅力的な山があります。 
夕張岳は積雪季の登山経験はありませんのでその滑走ルートの可能性に関しては、お答えすることが出来ませんが、
春の芦別岳本谷ルンゼのスノーボードでの滑走を1989年、1990年に試みましたが2度とも敗退しています。 
早い時期は雪質が安定しておらず、遅くなると落石が怖い・・当然、冬季は雪崩れの危険大なので近づくのは危険です。 
どちらにしてもコンディションを当てるのがとても難しい危険度大の滑走ルートです。


残念ながら北海道の背骨と呼ばれる日高山脈での冬季登山経験はありますが、滑走経験はありませんので
その山の紹介のみにどどめさせて頂きます。 


日高山脈は、北日高、中日高、南日高と三つに分けて呼ばれることが多く、標高の高い山は北日高から中日高に集中
しています。 冬季に限らずそのアプローチは長く、険しい山々は純粋な登山目的の山域ととらえるべきでしょう。


ここで日高の山の歴史に」ついて少しだけふれさせて頂きたいと思います。 
その歴史は北海道大学山岳部がピパイロ岳の積雪期1928年3月に登頂されたことから始まります。 
翌年の1月には日高幌尻登頂、未踏のピークもペテガリ岳を含む数座となりました。


このペテガり岳の初登頂をめぐる物がたがたりは日高山脈の開拓の中でもっともドラマティックなものです。 
初めてこの山頂を踏んだのは慶応大学山岳部でした。 
1932年8月10日、麓を出発してから12日間を要してようやくその頂きを踏むことが出来たのです。 
地元の北大はその二年後に3隊をそれぞれ別ルートから登頂させることに成功しています。 
無積雪期の登頂が終わると積雪期の登頂への挑戦が始まります。


1937年1月北海道大学によって最初の登頂を試まれましたが失敗。 
二回目の挑戦は1940年1月、コイカクの上二股付近にベースを設けて始まりましたが5日未明に起きた大規模な雪崩によって
パーティーのうち8人を失うをいう結果となりまたも敗退しました。 
のちの調査では樹齢200年の大木が雪崩れによりなぎ倒されており、そこから推察すると
過去200年はその規模の雪崩れは起きていないことになり、いかに大規模な雪崩れだったのかをよういに想像できます。 
このとき雪崩れによって潰された雪洞のわずかに残った空間で埋没を免れた隊員の数日間の日記が後に発見されています。


その後北大山岳部は部を揺るがす悲劇を乗り越え1941年に再挑戦をしましたが、敗退。 
しかし2年後の1943年1月5日厳冬期、ついにその頂きに立つことに成功します。 
奇しくも3年前の8人が犠牲になった、その日の出来事でした。 
その後厳冬期第二登を果したのは早大で、約一ヶ月かけて極地方にてその頂きを踏んでいます。 
現在その早大が使用した尾根は早大尾根と呼ばれています。


最後に北海道の屋根、大雪山系ですが1934年に国立公園の指定を受けています。 
その面積はほぼ神奈川県と同面積といわれ日本最大の山岳国立公園です。 
北海道の主峰、旭岳にはロープウエイがかけられ山岳スキー場として多くの人に親しまれ、手軽に
極上のパウダースノーを楽しむ事が出来ます。 


お勧めは爆裂火口の滑走ですが時期は雪庇が落ちきった5月中旬から後半がベスト。 
ですが現在その時期は高山植物保護のためスキー、スノーボードの持込は禁止されていて残念ながら滑走不可という
状況になっています。


また、愛山系温泉を基点として永山岳の広い斜面を目指すのもいいでしょう。 
ただ国道39号から愛山系温泉までの16kmの除雪が行われるのはゴールデンウイーク前後なので確認が必要です。 
以前は温泉から雪上車やスノーモービルで迎えにきてくれましたが現在は不明なのでこれも確認してみてください。


その他、道東の山、知床の山なども良い斜面があると聞いていますが今だ滑走出来ていません。 
機会がありましたら情報を収集して是非訪れることをお勧め致します。 


最後に私は登山家ではありませんし山岳会に属したこともありません。
よって山を見る目は山好きなスノーボーダー又はサーファーの視点から見た紹介を脱していませんので、やや偏った紹介、又は経験不足な
紹介となっています。バックカントリー・スノーボードといえどもやってることは冬山登山と変わりません。
各山域を訪れる祭は事前の調査を充分に行ない万全の装備で向かわれることを、かさねてお願い致します。




北海道のバックカントリー スノーボードに役立つ山の本
とっておき 北海道 の 山   とっておき北海道の山      詳細を見る
今は亡き北海道の登山家、三和 裕佶さんの著書で。
第1章 北海道の山 第2章 夏を歩く 第3章 夏を溯る 第4章 厳冬を攀じる 第5章 春を滑る
積雪期の山には、天塩岳、羅臼岳、斜里岳、定山渓天狗岳、二セコの山、喜茂別岳、利尻山
オプタテシケ山、大平山、塩谷丸山、などが四季を通じた北海道の山の楽しみ方を余すところ無く
掲載しています。ルートは山スキーなどのルートを参考にするといいと思います。

北海道の山と谷 上  北海道の山と谷 上      詳細を見る
北海道の山と谷をエリア別に上・下巻にわけた登山ガイドブックの上巻です。
札幌近郊の山・支笏湖・洞爺湖周辺の山・ニセコ周辺の山・積丹山塊の山
道南の山・芦別・夕張山脈・増毛山塊・樺戸山地
この上下巻で北海道の山はほとんど網羅されています。夏ルートと冬ルートが解説されているので
ひじょうに役立っています。

北海道 山 と 谷 下  北海道の山と谷 下       詳細を見る
大雪山、大雪山東部・北部の山、十勝連峰、北部日高山脈、中部日高山脈、南部日高山脈
知床・阿寒の山、道北の山、利尻山写真226枚、ルート図59枚、全277ルート収録。
北海道の山と谷をエリア別に分け、夏道はもちろん沢・岩登り・ツアースキールート・氷雪・氷瀑
ミックス登攀まで、写真とルート図と共にわかりやすく解説しています。 



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パタゴニア Photo: Barbara Rowell

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