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◆━━ ビバークする!?━━━━━━━━━━━━━━━━
 
 前回は雪山での脅威、雪崩について考えてみました。
 いつも行ってる山域で雪崩警報が出ている時は無条件で
 危険な斜面に入らないとしても、警報が出ていない時に
 雪崩れる可能性もゼロではありません。
 
 
 これら雪崩れに関する諸問題には100%安全ということはありません。
 今私達がすべき事は出来うる限りの安全率を追求する。
 ということでした。


 その他の雪山では思いもかけない事が起きることがあります。
 怪我をして動けなくなった。ルートを失い日没までに下山出来なく
 なった。悪天候に見舞われ行動不能にいたった。などなど。


 こんな時にビバークの装備と知識が有ると無いとでは生死に
 関わります。 雪山では必ず身に付けて頂きたい知識ですので
 今回はそんな雪山での緊急避難、ビバークについてお話してみたい
 と思います。
 
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 バックカントリーのすすめ Vol. 7 「雪山での緊急避難ビバークについて 」 
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INDEX------------------------------------------------------------◆

 □ ビバークの定義

 □ 装備は何が必要?場所は?

 □ ビバークの夜

 □ 編集後記

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 □ ビバークの決断
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 ビバークには2通りの考えがあります。
 1つは予定していたビバーク(フォーカスト・ビバーク)
 もう1つが今回お話する予定外のビバーク(フォースト・ビバーク)です。
 

 予定外のビバークとは何らかのアクシデントのため動きがとれず
 やもうえず緊急避難(山で1泊)に追い込まれた状況を言います。
 猛吹雪に見舞われ行動不能などの場合は正常な判断が中々下しずらい
 ものですが、体力、気力を消耗する前に早めの判断が重要です。


 疲れきってからでは冬山の寒く長い夜を乗り切ることは出来ません。
 とにかくビバークするのかしないのか?
 するとしたらどこでするのかの判断を早めに下さなければいけません。
 
 
 多くの方は休日に山に入り、翌日は仕事。今日下山しなければ
 明日の仕事に間に合わない。
 職場の仲間や取引先に迷惑をかけてしまう。
 又はこのような最悪の状態から一刻も早く逃げ出したく思い
 無理な下山を強行したくなります。
 

 遭難事故のほとんどは強行軍にあります。
 このような理由で過去何人もの方が、落とさなくていい命を落としたり
 遭難事故にいったってきました。


 気温マイナス20度以下、風速20m以上の猛吹雪、体感温度は
 マイナス40度近くで視界不良。
 このような状況下での行動が、どんなに危険でくだらない行為なのか
 は常識の問題です。
 

 このような場合は早めにビバークを決め込み天候の回復を待つのが
 得策です。過去回復しなかった天候はありません。
 
 
 
 


 □ 装備は何が必要?場所は?
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 冬山でのビバークでは、ツェルトを持っているか、
 雪洞を掘れるかが最低条件です。体力に余裕がある場合は雪洞の中に
 ツェルトを張るというのが、かなり快適です。
 外がどんなに猛吹雪で低温でも雪洞内はいたって静か、
 しかも外気温がたとえマイナス30度でも洞内の気温は
 マイナス4度〜5度以下に下がることはありません。
 これは冬山という状況下では、かなり暖かな環境です。
 ですが雪洞の場合はそれを掘りやすい地形と積雪が無ければ
 話になりませんが。


 可能な限り雪洞を掘るということを前提としてもビバークの絶対条件は
 ツェルトがあるということになります。
 最近はゴアテックス製のものや居住性を高めた内フレーム付きのものも
 出回っていますが、軽量の極薄ナイロン製のもので充分かと思います。


 ツェルトはたとえ内フレームやポールがなくても、ストックなどを使用して
 テントに近い形状で張ることが可能です。
 また雪洞内に張れなくても半雪洞(L字に掘った雪穴)との併用も
 効果的ですので必ず携行するようにして下さい。


 ビバークに追い込まれた状況下では、のんびりと場所の選定をしていられない
 のが現実ですが、少しでも快適な場所、はっきり言えばマシな場所を
 探さなければいけません。
 大切なのは極力風当たりを避けること、樹林帯や岩陰などを選ぶことです。


 日本の山岳地帯の主な風向きは西からになりますので東斜面に雪洞を
 掘るということになりますが、風裏は積雪も多く雪崩れには充分な注意が
 必要です。
 また今現在、風向きが違っても必ず西から北西の風に変わります。
 風向きの判断を誤り西斜面に雪洞を掘り、夜半から変わった猛烈な
 西風に雪洞が削りとられ遭難という事故も実際に起きています。
 さらに稜線上の風裏には雪庇も発達することが多いので、踏み抜きにも
 充分注意して下さい。


 
 

 
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 □  ビバークの夜
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 ビバークのための雪洞やツェルトなどのスペースが完成したら
 あとはキャンプ生活とそう変わりはありません。
 しかしビバークでは体温の保持が重要です。体温は襟元から逃げるので
 ファスナーをしっかり閉め、フードをかぶりましょう。
 

 足先の血行が悪くならないようにブーツは緩め予備の靴下などに履きかえる
 のも有効です。
 この時にシュラフカバーがあると、体温の保持には極めて役立ちます。
 それに人間は何かに包まっているとある種の安心感を得ることが出来るようなので
 これも装備の中に加えることをお勧めいたします。


 それにロウソクなどは照明とわずかながらの暖房にも役立ちます。
 夜を迎える準備が整ったらシングルバーナーで暖かな飲み物などで体を
 暖めましょう。 チューブ式のコンデンスミルクなどを用意しておけば
 ホットミルクが作れます。
 非常食などを食べ、あとは眠りましょう。


 ビバーク中に眠るとそのまま凍死してしまうと思われている方もいるようですが
 気を失うほど疲労していなければ寒くて目がさめるはずです。
 翌日の行動に備え、少しでも睡眠をとり体力の回復をはかるのが得策です。
 長い冬山のビバークの終わりには、きっと大きな自信が残っているはずです。






 □ 編集後記
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今年の北海道は積雪には恵まれたものの、晴天率に恵まれません。
週末になると必ず「暴風雪」の予報になります。
降雪や低温だけであれば、かなりのレベルまで行動が可能ですが
強風はそれだけでやる気をくじきます。
3月はサイクルが変わり晴天に恵まれるといいのですが・・


スノーボード「きちがい」の友人が面白いことを言っていました。
彼にとってはスノーボードは「スノーボー道」なんだそうです。
許せないのは略して「スノボー」という呼び方で、そんな呼び方をしている
奴の滑りは「道」が無い分スノーボードになっていないとか・・
ある意味うなずけるような、うなずけないような。


どうでもいいような話をもう1つ。
「山行」これ「さんこう」と読みます。最近「やまいき」と読みちがえて
いるのを多く目にしますが・・まーどうでもいいですね。


それと昨日、用事で札幌の中心部に出かけた時のことなのですが
おなかが空いて、とあるファッション・テナントビル地階の喫茶店に入りました。
入り口から中を覗いたところ、何となく落ち着けそうな雰囲気。


入って驚きました!
お客さんは、お婆ちゃんと、お爺ちゃんばかりで30代後半の女性1名
が一番若そうなお客さん。店内は広く約30名近いお客さんが全て
爺ちゃん、婆ちゃんでした。


落ち込んだのは、店内を覗いて「落ち着きそうだ。」と感じた自分の感性です。
他のお年よりも同じように「落ち着きそうだ。」という理由で入店していたら・・
自分の感性は、そのお年よりと同じということになり、これはかなり凹みます。
注文したカツカレーの味が砂のように感じたのはいうまでもありません。



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バックナンバー

1 バックカントリーのすすめ

2 道具をそろえる

 ワンデイツアーに行こう

 雪崩の危険回避はできるか

 冬山のビバーグ

 雪山のルートミス

 山で起こった不思議な話し

 自己責任という免罪符

 とても怖い風成雪

10 山岳保険について


11 スノーシューを考える

12 ウェアに求められること























































































































































































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