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◆━━  春山シーズン突入 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 
今年の北海道の積雪は10年ぶりの記録的な降雪となりました。
札幌市内でさえ、つい先日に積雪0となり、例年よりもかなり遅い
積雪0宣言です。

 
近郊の山の状態で解りやすい記録をみてみるとキロロスキー場の
今現在の積雪が未だに4m以上と、とんでもない状況です。
春山でのBCのシーズンはまだまだこれから。
かなり遅くまで楽しめそうです。


前回のメールマガジンでは雪山でのビバークについて考えてみました。
今回は山での道迷い「ルートを失う」について考えてみたいと思います。 
春山では比較的気象が安定していますが気温の上昇にともない
ガスが発生したり季節はずれの降雪、吹雪にみまわれ視界を失うこと
もあり、ハイシーズンの雪山同様に注意が必要です。


また一シーズンBCについてのメールマガジンをお送りしてきましたが、
いかがでしたか? BC初心者のあなたは是非この春に1つの山を
麓から山頂までを挑戦してみて下さい。
所要時間は2時間〜3時間位の山がお勧めです。

 
情報を集め、ルート図を製作して春のワンデイハイク出かけましょう。
この経験は来シーズンに向けての大きな自身につながります。
春のザラメ雪も楽しいですよ!
でもくれぐれも無理はしないで下さいね。


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バックカントリーのすすめ Vol. 8 「雪山でのルートミスについて 」 

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◆ INDEX---------------------------------------------------------◆

 □ ルートを失うということ

 □ 私の体験(歪む感覚)

 □ 編集後記

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 □ ルートを失うということ
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最近はGPSをナビゲーションに加え、あまりルートミスを犯すこともなくなり
ましたが、それでも私自身、雪山でのルートミス、道迷い、ルートを失った経験は
多数あります。
その多くは降りにおいて犯しがちで、視界が悪い時など間違った方向に降ったり、
下降の尾根を間違ったり、枝尾根や沢に入り込むなどなど。


しかも行き慣れた山で犯すのが殆どです。
慣れているつもりでちょっとのチェックを怠ったり、感覚で判断したりと後で考え
ると冷や汗が出ることもしばしば。
降りでのルートミスは滑走スピードもあり、リカバリーにけっこうな労力を必要と します。


しかし怖いのは、ルートを失った時に陥る独特の感覚です。
「ここはどこだ?どこでルートを誤った?」と思った瞬間に体内時計が
狂いだします。
登り返しを必要とする場合は、実際には数十分の距離がとんでもなく長い距離に
感じ、「今滑ってきた場所を登るには時間が足りない」
「登り返していては日没までに下山できないのでは?」などの考えが
頭の中で交錯しはじめます。


「ちょっと下降の方向がずれただけだから、このまま降ればひょっとしたら
正規ルートに戻れるのでは?」という強い誘惑にかられます。
ですが冷静に考えて、現在位置が不明な上にさらに下降を続けることは
このうえもなく危険な行為なのです。


山は必死になって登れば頂上、もしくは稜線にたどり着きますが、下降では
降れば降るほど裾野が広がり選択肢は無限になってゆきます。
もっとも危険なのは大きな沢にそっての下降です。
ほとんどの沢筋には、途中にいくつもの滝があり、その場所で進退きわまるか
無理につっこんで滑落などの事故につながります。


多くの遭難事故のデータでも人はルートを失ったことに気がついても
不思議と今降ってきたルートを戻ろうとはしないようです。
 
 
単独での場合ほどこの感覚は強く、ルートを失なうというよりは、自分自身を失う
という感覚に近いのかもしれません。
たとえ面倒でも迷った地点まで登り返せば100%に近い確立で正規ルートに
戻れるのにかかわらず考えは山裾を目指してしまいます。
 

富山県警の資料によると、昭和30年以降だけも県下の山岳地帯には
未だに発見できない行方不明者が60人ほどもいるそうです。
過去20年年の統計を見ても、行方不明事故発生178件。
遭難者262名のうちルートを失った事による遭難者が211名と
圧倒的多数をしめています。


しかもこのうち死者、行方不明(発見不能)者は76名と、ルートを失った者の
3人に1人は帰らぬ人となっています。
ルートを失った遭難者の場合は遭難場所が特定出来ず、大ががりな
捜索人員、時間、費用がかかり不幸にして生還出来ない場合は、
その遺体さえも発見出来ない場合が殆どなのです。


雪山遭難の中でルートを失った事による遭難は、ごく単純な対処法で
生還できる遭難です。
「迷ったら、迷った地点までもどれ」



ですが実際の現場では、これがけっこう難しいことなのです。
 
 


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 □ 私の体験(歪む感覚)
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1994年3月に無意根山で単独行にてルートを失った経験は今でも鮮明に
思い出されます。 
この時は登頂後通称シャンツェという急な尾根を滑り降り、そこから小さな
小山を越えて山小屋に到着。
多少の休憩後さらに滑走して下山という計画でした。


昼過ぎに登頂、滑走する頃にはけっこうなこうな降雪となり視界も悪い中の
滑走でした。
シャンツェは3月にも関わらず素晴らしいパウダーの斜面で、そのボトムまで
降りきったところで尾根とは直角に進み小山を越えたら小屋がある・・
はずでしたが・・


ですが記憶では多少登りであるはずの小屋までのルートが僅かに下り
坂になってることに気がつきませんでした。
おかしいと思ったのは15分ほど進んだ頃でしたが基点の目印としていた
シャンツェは視界不良で見えません。
慣れた山でもあり何度もこの場所を歩いているため、ここでルートを
失うなどという認識はこれっぽっちもありませんでした。


シャンツェをボトムまで降りてその尾根と直角に15分ほど進んだら小屋が
見える。
ですが今自分が居る場所の地形は記憶に無く、小屋も見えません。
「ここはどこだ?」そう思った瞬間に自分の中の時間、方向感覚、距離感が
狂いだしました。


5分が1時間ほどに感じ、今進んできた場所を戻るのは途方も無く長い距離に
感じました。この時に急に疲労感も増したような気がします。
時間にして15分程の距離が、戻るには数時間を要するように感じ、とても
戻る気はしませんでした。


「戻った方がいい」「少しでも早く引き返した方がいい」頭ではわかって
いましたが
足は先へ先へと進みます。
さらに進んだところで切り立った崖の上に出ました。
崖の下は・・視界が悪くて見えません。
勿論この地形も記憶にはありません。
吹雪の中「早く下山しなければ夕方になってしまう。」その思いだけで頭が
いっぱいでした。


スノーボードには自信があり、この崖も斜面を選べば降りれるような
気がしました。
ですが、この時初めて私はためらいました。もし雪崩れたら・・



その時に「この崖は地形図に出ていないかな?」と初めて地形図を見たのです。
自分でも驚いた事に「おかしい?」と思ってから地形図を見たのはこれが
始めてでした。


勿論1/25000図の地形図にはその崖はありました。
推察するに、降った尾根と直角に進んでいるつもりが、尾根筋どうりに進んでいた
ようです。
そういえばいつもは、尾根を真っ直ぐに降りきらず、ボトム付近から左斜面に
入っていましたが、今日はあまりの雪質の良さから完全に降りきっていたのかも
しれません。


「尾根の左斜面を背にして進めば小屋に着く」その感覚だけで、自分は尾根の正面
の急斜面を背にして真っ直ぐに進んでいました。
視界不良の吹雪の中、この時初めて我に帰って考えました。
尾根斜面のボトムからここまで、たかだか30分ほどの距離です。
戻って小屋までの時間をいれても1時間もかからないはず・・


戻ると決め登り返してからあっけない位の短時間で尾根斜面のボトム到着。
そこから小屋に進み、小屋ではお湯を沸かしカップ麺を食べるほどの時間的余裕
もありました。
ちなみに小屋から登山口までは1時間30分程で降り、下山完了時間は17時を僅
かにまわった時間でした。


ですが、今考えてもあの時迷っていた不安な時間はゆうに半日近くあったような気
がしています。 
どんな吹雪も急斜面も怖くはありませんでしたが、自分の中で時間の感覚が急に
早回りしたことが恐怖でした。
判断基準を失った時に、人間の精神はじつに弱いものなのだと思い知らされました。


実はその後、同じ山の同じ場所で同じルートミスを3回犯しています。
ですが経験済みなので深みにはまらず、毎度の事とリカバリーしていますが・・
学習能力に多少欠けているのかもしれませんね。(笑)


今では「なんかおかしい?」と思ったときにはタバコでも吸ってルート図を広げて
います。
怖いのはルートを失う事よりも「自分を失う」事だと私は考えています。
GPSを使用するようになってからは、このような思いをすることも無くなりまし
たが機械は壊れるもの。
100%頼り切って同じ思いをしないよう気を付けています。
 



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  □ 編集後記
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酷使していたマイカーを乗り換えました。エンジンのメタルがいってるようで
カチカチうるさかったのですが、よく今まで海に山にと働いてくれました。


市内も春めいてタイヤを夏用に交換。
ちょっと所用で石北峠を越えましたが普通に真冬で圧雪、アイスバーン。
この時はちょっと不安もありスタッドレスを積んでいきましたので事なきを
えましたが。


大雪山系ではまだまだコンディションを選べばパウダーにありつけそうです。


まだ未定ですが、タイヤと同様に次回からはサーフィンの題材を加えて
お送りしていく事になるかもしれません。
雪同様に今シーズンも良い波当てたいですね。
 



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バックナンバー

1 バックカントリーのすすめ

2 道具をそろえる

 ワンデイツアーに行こう

 雪崩の危険回避はできるか

 冬山のビバーグ

 雪山のルートミス

 山で起こった不思議な話し

 自己責任という免罪符

 とても怖い風成雪

10 山岳保険について


11 スノーシューを考える

12 ウェアに求められること


























































































































































































































































































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