サーファーとして生きる








■ サーファーにとって大切なこと

こう訊かれてあなたなら何と答えますか?サーファーとして一番大切なこと・・
それは「サーファーとして生き残ること。」     単純ですね。
言い方を変えれば「歳をとってもサーフィンし続けること。」ではないでしょうか?
最近では親子2世代にわたりサーフィンを楽しんでいる方も多く目にします。 


しかし年齢も40歳を越えると、波のある日のベストタイムにラインナップのなかに
いつも居るというのはかなり難しい事柄になってきます。 ましてやそれが平日ともなると、
ほとんど不可能に近いでしょう。


「あたりまえだろ〜!」という声が聞こえてきそうですが・・それでもサーファーとして生き残りたい!
40歳をとっくに越えて「オヤジサファー」となってしまった今、サーフィンを止めたら・・
波に乗らないオヤジは、ただのオヤジだ・・というのは冗談ですが、その障害となるものを考え、
なんとか解決、共存しなければサーファーとしての明日はありません。



■ サーフィンを続けるという事と家庭の両立

結婚して最初の難関がここで訪れます。(でも基本的には幸せなのですよ。)
今日は「家族サービスの日」と決め、あなたは家族と買い物や行楽に出かけます。
そこへ意地悪な波乗り仲間からの携帯が入りホームポイントの状況を知らせてきます。
波は頭オーバー、風はゆるいオフショア。あなたはもっと詳しく知りたくて電話で話し込んで
しまいます。   ・・背後に冷たい視線


そうです。あなたの奥さん、又は波乗りを知らない彼女の冷たく刺すような視線。
既婚者のあなたなら、こんな経験・・勿論ありますよね。
結婚すると毎週、休日に海に行くいうことが段々難しくなってきます。


僕はは夏ばかりではなく、冬山にも出かけるので「ウチの家庭は母子家庭!」とまで
言われたことがありました。 「そこまで言わなくても。」とも思いましたが。
長年、海に山にとうつつをぬかしたツケがまわったのでしょう。このままでは、
サーファーとしての明日と同時に、一家の主としての明日も失われかねない勢いでした。
(現在は失われています。)


波乗りを知らない人間に、波がイイ日のいてもたってもいられないサーファーの
心理を理解させるのは、ジャンクな頭オーバーのビーチブレイクをゲッティングするほどの
労力を必要とします。


しかし、それをあなたはやりとげなければいけません。  そつなく、穏便に。 
全てはサーファーとして生き残るための努力です。
あなたの「サーファーとして生き残る」その気持ちは、本物ですか?なら伝わるはずです。
現在、僕は波の悪そうな日の休日は全てあきらめ、家族と過ごしたりトレーニングの日と
決めています。


かのロペス大先生も言っておられました。
「海に入れない時も、あなたにとってのサーフィンなのですよ。」と
僕もそのような時にどういう過ごし方をするかで、実際に海に入った時の自分の
サーフィンが左右されると思っています。


これで波の良い日に精神的にもクリアな常態で、しかもトレーニングの成果もあり
波乗に集中することが出来るようになるはずです。
女性の場合は結婚、出産という人生の節目で、パートナーがサーファー以外の場合は
さらに高いハードルのサバイバルが要求されます。


まー一番効果的な解決策は波乗りをしないパートナーも、このスポーツに
引き込むということですが、パートナーが一定のレベルに達するまでは、
自分の快楽は捨てて献身的な「おつきあい」を要求されるのは言うまでもありません。
どちらにしてもパートナーには本当の意味での理解を求めるのが大前提です。
と、まーここまでは世間一般の常識人が考える事ですが・・僕はここで、こう言い切ります。

「サーフィンを続けるために家族には最大限の迷惑はかける!」

サーファーの彼氏をもつ。サーファーと結婚する。ということはこういう事ですし
アカの他人に迷惑はかけられないので迷惑をかけるとしたら身内にかけるしかない! でしょ。
さらに、休日のたびに赤鉛筆を耳にはさみ競馬場に通うよりはるかにマシ! と思いませんか?


世のサーファーをパートナーにもつ女性達からクレームがつきそうですが・・
苦情は僕が代表して聞かしていただきます。




■ 体力という壁

体力だけなら10代、20代がピークでしょうが、このサーフィンというもの体力だけでは
通用しないのが面白いところです。
台風のウネリが入るビックデイのラインナップを見てみると気がつきます。
そこに居るのは30代〜40代のベテランサーファーが目立つはずです。
ビックデイには体力と経験、精神力が、ものをいいます。つまり大きな波に負けない精神力です。
一般のサーファーで、この辺が一番充実するのが30代中から後半でしょうか。


しかし精神とはうらはらに体力は確実に衰えてゆきます。
正直なところ私もそうです。 気力は大波に負けないのだけれど体がしんどい。
リカバリー能力も低下・・パドル力も落ちてくるしまつ。そんな事を感じ始めたら迷わず板を
乗り換えましょう!


今までショートに乗っていたのならファンボードに、ファンに乗っていたのならロングボードに、
ロングに乗っていたのなら幅と厚みをもたせてみましょう。
私は今では、その日のコンディションにより板を乗り換えています。ホレた波ならショート、
それ以外の日は殆どファンボードに乗ることが多くなりました。


これはいいですよ!ファンボードはショートに比べ確実な操作をしないと思うように
動いてくれませんがそのテイクオフの早さは驚くものがあります。
しかし板さえ出てしまえばこちらのもの!波を縦横に切り刻むのは あなたもお手の物でしょ。


それにこの重たい操作性を体が覚えてくれますのでショートに乗った時には自分でも
ビックリするようなクイックな動きが出来てしまいます。
これでラインナップのあなたのポジションは、この先10年は保証されるでしょう。



■ 仕事という強敵

サーフィンを続けて行く上でもっとも強敵(邪魔)なのが、おかしな事に仕事ということに気が付く
時がいずれ訪れます。
しかも厄介なことに、これはよほど注意していないとエネルギーを吸い取られ、長い間、あるいは
永遠に海に入れなくなってしまいます。


僕はある時期、ある会社の支店長として勤務していた時期がありました。
頭の中は支店の売上、部下の事、本社での会議の事などでいつもいっぱい。 
仕事がうまく回りだしてもそれは変りません。 まー支店長職という仕事に僕の能力が不足
していたのかもしれません。


気が付くと休日には海に行く気も失せ、自宅でのんびりしたいと思うことが多くなり
当然サーフィンからも遠ざかっていました。
自分自身、一番愕然としたのが旅行会社で集めた南の島へのサーフトリップのパンフレットを
何気なくゴミ箱に捨てた時でした。
この南の島へのサーフトリップは、ある意味長年自分の夢でもあり目標でした。
それをゴミ箱に捨てた時、自分自身の夢をゴミ箱に簡単に捨ててしまうような生活のサイクルに
はまっていることに気が付き、恐怖すら覚えました。


僕たちは皆なんらかの形で働き、生活を維持しなければなりません。 
四十過ぎにもなって、ビーチをフラフラしているわけにもいきません。


しかし冷静に考えて自分は今の職場で、または組織の中でトップを目指すのか?
答えは「NO」です。


自分には今の職場でしか、または組織の中でしか生きるすべは無いのか?
これも答えは「NO」です。


今の職場での努力(売上)と自分のギャラ(給料)との対比は? 
5%にも満たないことに気が付きました。
それであればその努力を組織のためでは無く、純粋に自分自身のために向けたら・・
何をやっても、その数%を稼ぎ出すのはそう難しく無いはずです。 
そう考えた時、僕はその会社にとどまる理由の無いことに気が付きました。
理由は? 「サーファーとして生き残りたいから・・」
この先、自分の人生はそのための努力に傾けたいとも思いました。


僕は社会的地位が欲しいわけでもなく・・(限られた組織の中での地位など興味がありません。)
特別高収入を望んでるわけでもありません。(会社勤めをしてても望めませんが・・)
ただ普通に生活が出来て、サファーとして生き残りたいだけです。 
そのときの呆れた社長の顔が印象的でした。


これに対しての答えは10人のサーファーがいたら、10とうりの答え、考えがあるのかもしれません。
また方法も千差万別でしょう。
何が正解かは「何をしたいか。」「どうなりたいか。」で答えが変ってきます。
長い人生の中でほんの数日間だけでも、この事について考えてみるのは悪いことではないかも
しれません。

結果、ここでも家族に迷惑をかけてしまいましたが・・(笑)



■ 好きな事を続けるということ

日常生活、特に社会に出てからは(学生時代もそうですが) 
結果が全てに近い世界で生きて行く事になります。仕事を、勉強を、頑張ったけど
結果が出なかった・・
今の時代、なかなか認めてくれる環境では無いと思います。
「君は今月まったく結果が出なかったけど頑張ったから、来月もその調子で行こう!」
とは言われませんよね。


でも人生(そんな大げさなものではないですが)の豊かさって何でしょう?
仕事や学業は結果が出て全てみたいなところがありますが、人生に結果なんてあるのでしょうか?


「これをやってて良かった」「この人と出会えて本当に良かった」「生きてて良かった」 
こんなふうに思える瞬間が何度有るかで僕は自分の人生の豊かさが決まるような気がしています。
経済的にどんなに豊かでも(それはそれで魅力的ですが)
このような瞬間が少ない人生はつまらない・・   
趣味でも仕事でも育児でも恋愛でも自分の好きなことを自分のやりたいようにやり続ける。
そんな生き方って素敵だと思います。


ここ数年は人に教えることも好きなことの一つになっています。 
「今日は楽しかった!」「今日は本当に凄かった!」そんな言葉を聞くと、やってて良かったなー
と思います。 自分一人で好きなことをやってたときは、自分事だけの「良かった!」ですが、
ここのところは教えてあげた人数分の良かったがあり、「良かった」の回数が増えています。
好きな事を共有出切る仲間の存在、またそれを教えて分かち合える友人の存在も
「良かった!」につながっています。


以前、僕にこんな事を言った人がいました。
「そんなイイ歳をしてサーフィンだ、スノーボードだ、とやってても将来には何も残らないよ。」と・・
そんな彼は将来にいったい何を残そうとしているのでしょう?


なにはともあれ、僕は楽しい仲間に囲まれ好きな事を続けています。 
勿論!ささやかながら社会人としての責任もはたしながら。



■ 最後に

僕は今まで色々な人達に直接的に、あるいは間接的に影響を受けてきました。 
ここで紹介する本はある意味、共感したり感動したりと何かしら影響を受けた本です。 
あなたの心にもきっと何か響くものがあり、あなたの人生をちょっとだけ豊かにしてくれます。


サマーディズ  サマーデイズ   原 健著)   幻冬舎 詳細を見る
99年8月、1人のサーファーの葬儀に800人が集まり心からその死を悲しみました。
伝説のサーファー大野薫、何者にも従わずに
奔放な自由を貫き、繊細にして危険な生き方・・


生かされた意味  生かされた意味    詳細を見る
日本人で初めて、ウィンドとサーフボードで世界最大で最も危険な波
「JAWS(ジョーズ)」に乗った男。
そして大事故からの奇跡の復活。
壮絶なリハビリ地獄を乗り越え、闘病中に見い出した「生かされた意味」とは・・


ソウルサーファー  ソウル・サーファー    詳細を見る
サーフィン中にシャークアタックを受け片腕を失った13歳の
ブロンドの少女ベサニー。
誰かが希望を見出す手助けが出来るなら、私が腕を失った価値は
あったと思うと彼女は言います。






明日もあなたにとっていい風が吹き、いい波がたちますように・・






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